小児と低亜鉛血症

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小児と低亜鉛血症

Seminar
第121回日本小児科学会学術集会 教育セミナー8
小児低身長に対する新たな治療戦略
講演1:小児低身長治療戦略-次のステップ-
演者:
京都府立医科大学
小児科学教室 助教
森 潤 先生

講演2:亜鉛欠乏症の診療指針-診断と治療のポイント-
座長:
大分大学医学部 小児科学講座 教授
井原 健二 先生

演者:
帝京平成大学 健康メディカル学部
健康栄養学科 教授・学科長
児玉 浩子 先生

我が国は「飽食の時代」といわれてから久しく、近年、臨床栄養学の進歩もまた著しいものがあります。しかし、微量ミネラルであるセレン、ヨウ素、亜鉛などの栄養素の不足については小児で発現しやすく、低身長児ではしばしば潜在的な亜鉛不足があるともいわれています。
今回、小児内分泌学の専門家である森潤先生と、「亜鉛欠乏症の診療指針2018」 をまとめられた児玉浩子先生に、「小児低身長に対する新たな治療戦略」というテーマで講演をいただきました。


Specialist Review
小児の栄養障害と成長障害
国立成育医療研究センター
生体防御系内科部 内分泌・代謝科 医長
堀川 玲子 先生

小児の栄養障害は、現在においても決してまれな話ではない。特に成長障害のある小児では、頻度が高い。そうした中で近年、成長を司る栄養素の1つとして、亜鉛の役割に注目が集まっている。亜鉛不足が成長を阻む要因になり得ることが明らかになり、小児科診療において亜鉛の重要性が再認識されつつある。今回、国立成育医療研究センターで成長障害の診療に携わっておられる堀川先生に、本邦の栄養障害と成長障害の現状、小児の成長における亜鉛の重要性について話を伺った。


Discussion
新生児・小児における低亜鉛血症を考える
ファシリテーター:
広島赤十字・原爆病院 小児科 
西 美和 先生

コメンテーター:
順天堂大学医学部附属練馬病院
小児科 教授 
新島 新一 先生
京都大学医学部附属病院
小児科 病院教授 
河合 昌彦 先生

2016年、日本臨床栄養学会のミネラル栄養部会が「亜鉛欠乏症の診療指針*」を発表しました。いま低亜鉛血症や亜鉛欠乏症は決して稀な疾患ではありません。少ない食事量、少ない肉類摂取量、偏食などの影響で、低出生体重児、発育障害児、慢性炎症性腸症候群などで亜鉛は不足しやすいと言われています。
今回、特に新生児、小児における低亜鉛血症について、実臨床での印象などを含めて3名の先生方にご参加頂き座談会を開催しました。
*児玉浩子, 他. 日本臨床栄養学会雑誌. 2016 ; 38(2) : 104-148

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