肝臓と低亜鉛血症

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肝臓と低亜鉛血症

Document
慢性肝疾患における血清亜鉛濃度

C型慢性肝炎患者群の血清亜鉛濃度は、健康成人(対照)群に比し、有意に低値でした。また、肝硬変患者群、HCV 陽性肝細胞癌慢性肝炎合併およびHCV 陽性肝細胞癌肝硬変合併患者群の血清亜鉛濃度はC 型慢性肝炎患者群に比し、さらに低値を示しました。


Specialist Review
肝硬変における亜鉛補充療法の有用性
大阪国際がんセンター副院長
臨床研究センター長 肝胆膵内科
片山 和宏 先生

慢性肝硬変患者にみられる亜鉛不足は、窒素代謝異常や肝臓の線維化にかかわっている。ウィルソン病への適応を有していたノベルジンRが、2017年に低亜鉛血症の適応を取得した。そこで、肝硬変における亜鉛の治療効果を報告されている大阪国際がんセンター副院長の片山和宏先生に、肝硬変における亜鉛補充療法の有用性についてお話を伺った。


Discussion
肝領域における亜鉛補充療法を考える
司会:
日本大学医学部
内科学系消化器肝臓内科学分野
主任教授
森山 光彦 先生

コメンテーター:
大阪国際がんセンター副院長/
臨床研究センター長 肝胆膵内科 
片山 和宏 先生

徳島文理大学薬学部薬学科 教授 
深田 俊幸 先生

亜鉛は生体内で多彩な作用を有しており、肝領域においても重要な役割を担っていることが明らかになっています。肝疾患に合併する低亜鉛血症への亜鉛補充療法は、臨床的に大きな意義があると考えられます。
今回、3名の先生にご参加いただき、「肝領域における亜鉛補充療法を考える」と題した座談会を開催しました。肝領域における亜鉛補充療法の重要性について基礎的および臨床的観点から解説いただき、さらに実臨床での亜鉛補充療法の導入についても討論いただきました。

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